第23回(主要都市)
ミラクルソル工法技術講習会を開催

 令和元年8月21日、大阪科学技術センター 大ホール(大阪府大阪市)にて令和元年度(第23回)「ミラクルソル工法」技術講習会(後援:廃棄物資源循環学会)を開催し、官公庁の職員の方をはじめ地元建設コンサルタント・建設業者・コンクリート二次製品業者・ミラクルソル協会員等、約280名の方々が参加した。
 冒頭、ミラクルソル協会理事長の原裕(日本建設技術㈱社長)は、「協会設立から20年になるが産官学の様々な取り組みで、ミラクルソルを使った提案工法の数も29工法となり、採用実績もほぼ全国をカバーするところまで来ている。今日は建設会社やコンサルタント、官公庁担当者にも参加してもらっている。ミラクルソルの利点を改めて理解してもらえたら幸いだ」と挨拶をした。

特別講演の様子 国土交通省近畿地方整備局 企画部 技術調整管理官 宮川 久氏
特別講演の様子
国土交通省近畿地方整備局 企画部
技術調整管理官 宮川 久氏
 特別講演は国土交通省近畿地方整備局 企画部 技術調整管理官 宮川 久氏が「最近の公共事業の動向」の演題で、品確法と建設業法・入契法の改正概要などを説明され、発注者の責務として「適正な工期設定・施工時期の平準化・適切な設計変更」、受注者の責務として「適正な請負代金・工期での下請け契約の締結」が重要であり、発注者・受注者の責務として情報通信技術の活用による生産性の向上に取り組んでいかなければならないと説明されまた、建設業における働き方改革については、技術者の休日の状況・時間外労働規制の見直しなど「働き方改革関連法」について説明された。
講演の様子 ミラクルソル協会理事長 日本建設技術㈱ 社長 原 裕
講演の様子
ミラクルソル協会理事長
日本建設技術㈱ 社長 原 裕
 原理事長の講演では、ガラス廃材を再資源化した「多目的環境材料ミラクルソルの活用技術-環境土木~環境緑化工法-」と題し、ガラス廃材を再資源化した多目的環境材料ミラクルソルを利用しての環境土木・環境緑化工法への適用、具体的には路面の温度低下をする事が出来るFWG透保水性舗装工法・FWG軽量盛土工法では構造物背面の土圧軽減での事例や災害復旧事例。また、屋上緑化や斜面緑化工法について施工事例を交えながら説明があった。
講演の様子 ミラクルソル協会 顧問 荒木 宏之
講演の様子
ミラクルソル協会 顧問 荒木 宏之
 ミラクルソル協会顧問の荒木宏之(前佐賀大学低平地沿岸海域研究センター長 教授)は「ミラクルソルの水・環境分野での活用」と題し廃ガラスから作られるミラクルソル及び、発展進化したゼオライト化ミラクルソルによる水質浄化と資源回収について、原理と実例を紹介した。さらにハイブリット型へ進化した吸着材の仕組みと広範囲な摘要可能性を説明した。
講習会の様子1
講習会の様子1
講習会の様子2
講習会の様子2
閉会挨拶 ミラクルソル協会 理事 伊藤 研治 ㈱伊藤組 会長
閉会挨拶
ミラクルソル協会 理事 伊藤 研治
㈱伊藤組 会長

 閉会の挨拶をミラクルソル協会 理事 伊藤研治(㈱伊藤組 会長)が「関西地区でのミラクルソルの普及に努めていきたい。今後ともよろしくお願いします。」と挨拶された。

企画情報推進本部 武冨 友徳  記

建通新聞東京(2019.8.23)
建設通信新聞(2019.8.26)
佐賀建設新聞(2019.8.27)
長崎建設新聞(2019.8.28)

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