平成29年度第25回技術研修会
「環境と防災と維持管理技術」を開催

 平成30年2月22日、唐津市文化体育館 文化ホールにて、平成29年度第25回(ローカル)ミラクルソル協会主催による「環境と防災と維持管理技術」技術研修会(共催:佐賀県ジオファイバー協会・佐賀県ニューレスプ協会・RCGインナーシール協会・タフグリーン工法研究会)を開催し、官公庁の職員をはじめ地元建設コンサルタント、建設業者、コンクリート二次製品業者、ミラクルソル協会会員等、約160名の方々が聴講した。尚、CPDSは8ポイントを認定し9:00~17:00とパネルディスカッションを行った。
 冒頭、日本建設技術㈱社長の原裕(ミラクルソル協会理事長)は、「地球環境の変動に伴い大規模な自然災害が多発している」と現況を説明した上で、「地域建設業には防災や災害発生時の初動対応、復旧工事での活躍が期待されている」と挨拶をした。

講演の様子 日本建設技術㈱ 原社長
講演の様子 日本建設技術㈱ 原社長
(ミラクルソル協会理事長)
 日本建設技術㈱ 原社長(ミラクルソル協会理事長)の講演は、「気候変動と災害~そしてミラクルソルの環境負荷低減技術」と題し、気候変動という地球規模での災害過多の環境の中、廃ガラスを再生資源化した多目的環境素材ミラクルソルを利用しての水環境・環境土木・環境緑化工法などを説明し、「工法選定の段階で安全・機能性や経済性に加え、環境負荷低減及び耐久性の指標を持って工法を選ぶ必要がある」と話した。
講演の様子 日特建設㈱ 技術部 近藤次長
講演の様子
日特建設㈱ 技術部 近藤次長
 日特建設㈱技術部 近藤次長は、「老朽化吹付法面の診断・調査設計から対策工の設計施工について」と題し、モルタル・コンクリート吹付法面の点検・診断・補修補強、記録が長寿命化に欠かせないと説明した上で、老朽化法面での対策技術として「ニューレスプ工法・ジオファイバー工法」の説明をした。
講演の様子 国土防災技術㈱ 佐賀営業所 小川所長
講演の様子
国土防災技術㈱ 佐賀営業所 小川所長
 国土防災技術㈱ 佐賀営業所 小川所長は、「環境保全と人工腐植化技術」と題し、公共工事等の斜面緑化で使用される有機質緑化資材は、有限資材であり環境負荷が大きく、混合目的も物理性の改善が主であることから、国産資材の開発と有機質資材の性能向上の為、人工的に腐植を製造する技術を開発し、製品製造から維持管理システムの構築まで、多様な環境保全に貢献した事例を説明した。

 サンスイ・ナビコ㈱ 営業開発部 高橋里沙・営業部 田村允は、「グラウンドアンカー健全度調査例維持管理性。長期定着性に優れたFixrグラウンドアンカー工法」と題し、今年度に実施したアンカー健全度調査の実施例を紹介し、アンカー健全度調査業務から得られた情報を基に維持管理・長期定着特性に特化した「Fixrグラウンドアンカー工法」の開発経緯・実施試験他について説明をした。

講演の様子 サンスイ・ナビコ㈱ 営業開発部 高橋里沙
講演の様子
サンスイ・ナビコ㈱ 営業開発部 高橋里沙
講演の様子 サンスイ・ナビコ㈱ 営業部 田村允
講演の様子
サンスイ・ナビコ㈱ 営業部 田村允
講演の様子 岡三リビック㈱リバイブテクノ部 機能保全室 沼田次長
講演の様子
岡三リビック㈱リバイブテクノ部
機能保全室 沼田次長
 岡三リビック㈱リバイブテクノ部機能保全室 沼田次長は、「道路橋におけるコンクリート表面保護と鋼橋の部分塗装技術について」と題し、現在、国内における道路橋は、建設後40年~50年が経過し、高齢化した橋梁への維持補修対策と定期点検が行われている。そこで、目視点検が可能なコンクリート表面保護工法とコスト縮減につながる鋼橋の部分塗装技術について説明した。

企画情報推進本部(ミラクルソル協会 副事務局長) 武冨 友徳  記

佐賀建設新聞(2018.2.24)
建設通信新聞(2018.2.26)
九建日報(2018.2.26)
C-net通信さが(2018.2.28)

パネルディスカッションの様子1 日本建設技術㈱ 田中専務
パネルディスカッションの様子1
日本建設技術㈱ 田中専務
パネルディスカッションの様子2
パネルディスカッションの様子2
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