第22回(主要都市)
ミラクルソル工法技術講習会を開催

 平成30年8月22日、KKRホテル金沢(石川県金沢市)にて平成30年度(第22回)「ミラクルソル工法」技術講習会(後援:廃棄物資源循環学会)を開催し、官公庁の職員の方をはじめ地元建設コンサルタント・建設業者・コンクリート二次製品業者・ミラクルソル協会員等、約80名の方々が参加した。

 冒頭、ミラクルソル協会理事長の原裕(日本建設技術㈱社長)は、「石川県では初めての講習会で馴染みのない工法だと思いますが、1995年に当時の通産省から技術開発費をいただいて、ガラス廃材を再資源した吸水性のミラクルソルを開発し、翌96年に軽量盛土用非吸水性を開発した。環境負荷低減を目的とした約20年の実績のある工法である。」と挨拶をした。


特別講演の様子 (一財)先端建設技術センター理事長 元国土交通省 事務次官 佐藤直良氏
特別講演の様子
(一財)先端建設技術センター理事長
元国土交通省 事務次官 佐藤直良氏
 特別講演は(一財)先端建設技術センター 理事長 元国土交通省 事務次官 佐藤直良氏が「社会資本の未来に向けて」の演題で、最新の測地技術、BIM・CIM・情報化施工技術など今から主流に成りえる技術について説明され、それと同時に現場踏査・調査等の人の力・熟練工の育成の重要性について説明された。
講演の様子1 原理事長(日本建設技術㈱ 社長)
講演の様子1
ミラクルソル協会 原理事長
日本建設技術㈱ 社長
 原理事長の講演では、「多目的環境材料ミラクルソルの活用技術-環境土木~環境緑化工法-」と題し、ガラス廃材を再資源化した多目的環境材料ミラクルソルを利用しての環境土木・環境緑化工法への適用、具体的には路面の温度低下をする事が出来るFWG透保水性舗装工法・FWG軽量盛土工法では災害復旧事例。また、屋上緑化や斜面緑化工法について説明があった。
講演の様子2 荒木顧問
講演の様子2
ミラクルソル協会 荒木顧問
 ミラクルソル協会顧問の荒木宏之(前佐賀大学低平地沿岸海域研究センター長 教授)は「環境材料ミラクルソルの魅力」と題し廃ガラスから作られるミラクルソル及び、発展進化したゼオライト化ミラクルソルによる水質浄化と資源回収について、原理と実例を紹介した。さらにハイブリット型へ進化した吸着材の仕組みと広範囲な摘要可能性を説明した。
講演の様子3
講演の様子3
講演の様子4
講演の様子4

 質疑応答では、ミラクルソルの北陸地区での実績についての質問があり、原理事長は「土木・緑化資材としての実績はあまりないが、水産養殖用での実績はある。今回の講習会を切っ掛けにできれば幸いだ。」と答えた。

質疑応答の様子1
質疑応答の様子1
質疑応答の様子2
質疑応答の様子2
閉会挨拶 ミラクルソル協会 理事 ㈱総合開発 社長 大久保 健二
閉会挨拶
ミラクルソル協会 理事
㈱総合開発 社長 大久保 健二
 閉会の挨拶をミラクルソル協会 理事 大久保健二(㈱総合開発 社長)が「北陸地区でのミラクルソルの普及に努めていきたい。今後ともよろしくお願いします。」と挨拶された。

企画情報推進本部 武冨 友徳  記

建設通信新聞(2018.8.24)
建通新聞東京(2018.8.29)
建設工業新聞北陸(2018.8.29)
佐賀建設新聞(2018.8.30)

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