令和4年度 佐賀県優秀技術者等表彰式
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2022年8月9日(火)、佐賀市のガーデンテラス佐賀(旧マリトピア)で令和4年度佐賀県優秀技術者および優良工事の表彰式が開かれた。弊社は、優秀技術者(知事表彰)を受賞した企画情報推進本部 副本部長 小寺 秀之と、建設&コンサルタント事業本部 本部長 楢崎 甲子夫が出席した。さらに、「01年災第0100461-003号武雄多久線河川等災害復旧工事(法面工)」(現場代理人:小寺 秀之)が、優良工事(知事表彰)を受賞した。
佐賀県 杵藤土木事務所 発注「01年災第0100461-003号武雄多久線河川等災害復旧工事(法面工)」は、「令和元年佐賀豪雨」により被災した、武雄市と多久市を結ぶ重要県道で、法面工事と一般土木工事に分けての発注で合わせて4工区からなる現場でした。
当社施工の1工区と2工区の工事概要
1工区は、吹付法枠工 L=136m、モルタル吹付工 A=76㎡
2工区は、吹付法枠工 L=313m、モルタル吹付工 A=153㎡、鉄筋挿入工 N=39本、落石防止網工 A=113㎡
発注者より、一日も早い車線全面開放が求められていました。
「この度は名誉ある佐賀県優秀技術者表彰(県知事表彰)を戴き心よりお礼を申し上げます。昭和57年入社以来、原社長・原取締役をはじめ多くの先輩、同僚、後輩に恵まれ職場の皆様方々のご支援の賜物だと感謝しています。
施工は、4工区ある施工箇所の工程管理と片側交互通行の規制区間管理(安全管理)が当現場の課題でした。その課題に対応する為に、一般土木施工会社と安全協議会を立ち上げ常に互いの工程と地元との調整、また片側交互通行時の渋滞緩和対策に神経を使い施工に臨みました。当初は災害発生時から設置してあった片側交互通行用信号機を引き継いで規制を行っておりましたが、特に朝夕通勤・帰宅時に渋滞を招いてご迷惑をお掛けすることもあり、早期に解決する必要があり、途中より上下車線のリアルタイムに交通量を感知し、最適な信号サイクルを実現する信号機へ交換し渋滞を解消しました。また、地元住民とのコミュニケーションを図るために年末の『しめ縄作り』、年始の『鬼火焚き』等の行事へも参加させていただき懇親を深めさせていただきました。工事は令和元年11月より着手、令和3年1月には珍しく積雪5cmほどの雪に見舞われ道路パトロール受託業者と早朝より安全点検を実施しました。令和3年8月15日は「令和3年8月豪雨」の雨で信号機本体基盤へ雨水が侵入し、信号機が不調を起こし交通に支障をきたす事態に陥りましたが、その際もお盆休み期間中でしたが社員皆さんの協力を得て24時間交代で手動にて信号切替えを行い渋滞解消に努めました。「令和3年8月豪雨」は報道では武雄市で最大避難者677人、浸水家屋1,756棟という甚大な被害をもたらすほどの豪雨で自衛隊の災害派遣を武雄市が要請。令和3年8月15日深夜その災害派遣の自衛隊車列や警察車列を無事に多久市側から武雄市側へ通すこともできました。お陰様でその後は順調に工事が進み、発注者より要望されていた令和3年10月1日に無事交通規制の解除を行い、全面通行可能を実現いたしました。
最後に、発注者であります杵藤土木事務所様、3.4工区施工業者(株)石丸建設様には工事期間中はご指導、ご協力賜り誠にありがとうございました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。今後とも自己研鑽に努め、社業発展の一翼となれるよう努力することをお誓いし御礼のご挨拶といたします。」
企画情報推進本部 副本部長 小寺 秀之 記
片側交互交通規制状況の様子