第35回安全衛生大会 |
2024年7月5日(金)に当社2F大会議室にて「令和6年度第35回安全衛生大会・安全衛生無事故無災害表彰式」が行われた。
執行役員 兼 建設&コンサルタント事業本部 副本部長 松本 哲哉より開会挨拶が行われ、「令和6年度も始まり、3か月が過ぎました。4月に入社された方も、正社員となられ先輩社員と共に安全作業・安全活動に取り組んでいく時期となりました。しかし、安全活動には、先輩新入社員関係なく、全社員一丸となって取り組む事が重要だと考えております。ISO推進方針にもありますように、[労働災害をゼロ・安全と健康の管理・永遠の無災害を維持]、この社長方針を基に日本建設技術らしい快適職場の創造と労働災害ゼロを継続し、安全への認識を更に高め、一緒に頑張っていきましょう。」と述べた。
次に原社長(統括安全衛生管理者)の挨拶において、「本日は令和6年度第35回の安全推進大会を開催するが、今回は建設業労働災害防止協会の原常務と、市丸様にお越し頂き、佐賀県内における労働災害の発生状況、それと県防災の取り組みとして令和5年度中の取り組み、令和6年度の取り組みをお話して頂ける事になっている。第35回目の安全推進大会だが、外部から講師にお越し頂き、講話をして頂くことは初めてであり、良い話はたくさんあると思うので参考にして頂き、我が社の令和6年度の安全推進委員会をやって頂きたい。
昨年度も軽微な事故から重大な事故は1件も発生しておらず、8年間くらい事故は発生していないので、継続していきたい。また軽微な事故でも、報告・相談を直ぐにやってもらいたい。建設業界を取り巻く環境は、少し良くなってきたようではあるが、まだまだ厳しい場面もある。我が社は週休2日制を取り入れており、ほとんどの人がその2日で体を休ませて、現場に集中するような1週間にしてもらっている。ただ下請けで入る場合もたくさんある。そういった時には、元請けの会社から土日に出社をお願いされることがあるかと思うが、少なくとも週1回は休んでもらうようにしたい。色んな環境下でも労働災害はあってはならない。我々が身を置いている建設業協会は魅力がある会社・業界として、働きがい・生きがい・みんなが会社に来るのが楽しいと思える職場作りを構築していきたいと思う。労働安全は、すべての社員が当事者意識をもって、危険認識と不安全行動を防止することを率先して実行し、災害の撲滅をお願いしたい。やはり、労働災害の原因を見ると、基本的な安全対策が講じられていなかったり、事故を起こした人の不注意が大半を占めているようである。やはり仕事を請けた時から、基本的な安全対策を講じて、工事が終わるまで気を抜かないこと。そして危険はどこにあるかわからないので、危険予知能力を持って現場に対する指導、安全パトロールを含めて、教育の徹底を行ってもらいたい。安全対策には妥協は許されない。安全パトロールなどの地道な努力の積み重ねが、無災害に繋がっていくと思う。仕事をもらっている顧客に対しても安全安心を提供して、それを基にこれからの受注拡大に繋げるためにも、ゼロ災害の達成をお願いしたい。
安全に終わりはなく、安全な時こそ慣れが生じ、安全意識取り組みが希薄になる可能性があるので、常に安全ということを認識して、無事故無災害の継続を行い、安全衛生活動を推進してもらいたい。
昨年7月10日に今坂地区において斜面災害が発生した。7月8日に大雨が降り、翌9日には晴れており、避難警報が発令されていなかった。3年前に発生した熱海の土砂災害時の気候の状況と同じであった。10日になるとまた雨が降り出し朝の5時に土砂災害特別警戒区域に指定されている今坂地区で、1番小さなレッドゾーンが地すべりを起こし、3人の方が亡くなられており、1人は北九州沖まで流されていた。今年は、天気予報では早く梅雨が明けるであろうと言われているが、用心には用心を重ねて、災害に合わないような防災対策を必ずやってほしいと思う。人命や家屋財産等が被害を受けた時には、国交省の対応が早い。今坂地区の土砂災害でも、1週間も経過しないうちに、砂防堰堤を作るという話が出ていた。国交省での意見交換会で私が言っているのは、危険な場所をなくし地すべりが発生する可能性がある場所は事前防災を行うように働きかけているが、全国に58万か所あるようであり、予算的にも中々難しい所もあると思うが、そういった現場は我々のような会社はたくさんある。いつ突発的な事が起こるかわからないので、そういった現場で従事する人は労働災害に合わないように自分で自分の命は守るという気持ちを忘れないようにして頂きたい」と述べた。
続いて、安全講習という事で、建設業労働災害防止協会 佐賀支部 常務 原様から「県内の労働災害の発生状況並びにそれに応じての取り組み」、参与 市丸様からは「建設業における化学物質の管理について」それぞれ講習を頂いたのち、令和6年度安全表彰者の表彰を行った。
最後に、安全衛生推進者、執行役員 兼 建設&コンサルタント事業本部 副本部長 下平 正徳より閉会挨拶が行われ、「本日は安全推進大会に出席頂き、誠にありがとうございました。そして表彰を受けられた皆様、大変おめでとうございます。皆様が安全に対する意識を高め、日々努力をして頂いているお陰で私たちの職場はより安全な場所となっております。無事故無災害を維持していくためにも、皆様と一緒に、より安全な職場環境作りを努めていきましょう。」と述べた。
総合情報技術事業本部 情報技術課 峯 将洋 記
<<安全衛生功労賞>>
建設事業部 | 第1G 建設2課 | 日髙 由佳 |
建設事業部 | 第1G 建設3課 | 池田 敏郎 |
建設事業部 | 第2G 建設5課 | 古田 稔 |
建設事業部 | 第2G 建設6課 | 力武 高徳 |
コンサルタント事業部 | 第1G 技術・防災課 | 牧野 淳 |
コンサルタント事業部 | 第1G 技術・防災課 | 横山 光太郎 |
コンサルタント事業部 | 第1G 技術・防災課 | 山口 直人 |
コンサルタント事業部 | 第2G 地盤調査課 | 脇山 和磨 |
<<第1種無災害賞>>
企画情報推進本部 | 企画部 | 佐熊 昭一郎 |
企画情報推進本部 | 企画部 企画課 | 坂本 智子 |
企画情報推進本部 | 積算室 積算課 | 橋本 可奈子 |
総合情報技術事業本部 | 情報技術課 | 内山 佳樹 |
<<第2種無災害賞>>
企画開発戦略本部 | 技術研究所 | 薛 周煥 |
企画経営本部 | 総務部 経理課 | 阿津坂 嘉宏 |
企画情報推進本部 | 企画部 佐賀支店 | 眞子 由美 |
建設&コンサルタント事業本部 松本副本部長
建設業労働災害防止協会 佐賀県支部 原 常務
建設業労働災害防止協会 佐賀県支部 市丸 参与
建設&コンサルタント事業本部 下平副本部長