平成21年度(第25回)
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平成21年7月30日(木)、佐賀県治山林道協会より、
佐賀県武雄農林事務所の御発注を受け平成21年3月16日に完工した
「予防治山第7115011-002号渡平地区予防治山事業工事」が、
平成21年度(第25回)治山林道コンクールにおいて優秀賞(協会長賞)の表彰を受けた。
本工事の施工場所は杵島郡白石町深浦渡平地内で、
桜の里展望台より約250m下方に位置した場所であり、
山中に露頭している直径約6m程度の転石処理と周辺に点在する転石の転落防止が工事目的であった。
主な工事内容は人力破砕による転石処理(28.4m3)、
高エネルギー吸収柵工(H=3.0m L=20.0m)、張りコンクリート(4.9m3)の工事を行なった。
現場へは山中の人道しかなく、モノレールを280m仮設し資機材の搬入を行なった。
現地施工においては、施工機械が搬入できないため転石は人力による破砕を行い、
破砕石を転石前面底部に積み上げ張りコンクリートを打設した。
また、高エネルギー吸収アンカー柵工は支柱となるH形鋼(H-125、L=3.0m)の
建込み基準が規格値外であれば柵の強度に影響するため、
設計基準を確保するため支保工等を用い支柱の傾斜角度に注意し施工を行い工事が無事完了した。
工事実施にあたり、監督の任にあたられた関係各位には
種々のご指導・ご高配を賜りこのような賞を受賞することなり、深く謝意を表します。