水質浄化用ミラクルソルを
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平成21年5月、株式会社精工コンサルタント
(佐賀県唐津市北波多)敷地内池の浄化設備工事を施工した。
池は容量約20m3で通常は防火用水池としての役割を担っている。
池には鯉が観賞魚として飼われているが浮遊性の藻類の繁殖により透視度が悪く、
鯉は確認できないような状況である。池の掃除を行った直後は水の透視度は良いが、
1ヶ月弱で(写真1)のように藻類が繁殖し、透視度が悪くなる状態であった。
今回提案したのは、廃ガラスを再資源化した
多孔質材料ミラクルソル(粒径10~30mm)を充填した500Lタンク2基を設置し、
池からポンプアップした水を浄化設備でろ過させ再び池に戻すという計画である。
浄化設備を設置して約3週間が経過すると、浄化設備設置前には
透視度約30度程度だった池の水が(写真2)のように透明度を持つ水へと
浄化させることができ、池で泳ぐ鯉もはっきりと見えるようになっている。
水質浄化用ミラクルソルを使った池の浄化
稼働前
水質浄化用ミラクルソルを使った池の浄化
設置から約3週間後
また、当社がミラクルソルを水産養殖用ろ過材として商品化した「クリスタルバイオ」は、 久留米市の尾形養鯉場が商社となり海外10ヶ国へ販路の拡大をしている。 昨年2月にベルギーに輸出し、錦鯉愛好家の池で浸漬ろ過材として使用され、 効果を発揮している。(写真3、4 尾形養鯉場提供)。
クリスタルバイオを使った池の浄化
池全景
クリスタルバイオを使った池の浄化
池浄化設備
商社の営業活動や、展示会への出展が、 「河川、ダム湖等の水質浄化用ミラクルソル」及び 「水産養殖用クリスタルバイオ」のろ過材として認知度アップに繋がっている。
技術研究所 水環境研究室 飯田拓史 記