「地盤環境および防災における地域資源の活用に関するシンポジウム」で発表 |
概要
平成22年1月22日(金)、九州大学西新プラザにおいて、
(社)地盤工学会 九州支部主催で
「地盤環境および防災における地域資源の活用に関するシンポジウム」が開催された。
シンポジウムには産学官から約100名の参加があり、
建設副産物や災害廃棄物の新たな利用技術について発表および討論を行った。
当社からは、企画開発戦略本部 技術研究所の鬼塚所長と
地盤環境研究室の牛原主任と下田研究員が参加し、
ミラクルソル工法について2件の研究成果を発表した。
研究成果発表1
歩道舗装部における蓄熱の低減を目的としたFWG・透・保水性舗装工法
発表:牛原主任
FWG・透・保水性舗装工法の効果として
・ 普通アスファルトと比べて、最大17℃の温度低下を確認した。
・ 路面温度上昇の抑制効果は、真夏日で6日間持続することを確認した。
・ 粒度調整を行うことで、吸上げ機能や水分保持力が向上することを確認した。
研究成果発表2
有明海湾奥部干潟域における発泡廃ガラスを用いた底質改善効果の持続性について
発表:下田研究員
FWGを用いて底質改善を行うことで
・ 底泥内の有機物および硫化物濃度が低下することを確認した。
・ 波浪・台風による巻き上げや耕耘により生じる砂層の形成を
抑制することが確認できた(硬い砂層が形成されるとアゲマキの潜泥が阻害される)。
企画開発戦略本部 下田洋平 記