平成23年度 佐賀県優良工事表彰
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平成23年度9月2日（金）、佐賀県佐賀土木事務所発注の平成22年11月30日に完工した
「平成21年度補急傾斜第0901006-003号吉田地区急傾斜地崩壊対策
（通常、指定外）工事【緊急総合対策事業（2次）】」が平成22年度の
〔とび・土工・コンクリート工事（法面）〕部門において
優良工事として佐賀県県土づくり本部長表彰を受けた。
本工事の施工箇所は小城市小城町松尾地内で民家に面する急傾斜地であり、
現場は民家背面に擁壁とストンガードが構築されその上位に斜面が位置し、
その斜面の安定化対策が工事の目的であった。主な工事内容は、
人力切り崩し246m3、法枠工「F-300」466m、
植生基材吹付工（t=5cm）413m2、排水路工68.2mであった。
現場周辺状況としては、民家の駐車場以外に資機材及び掘削残土の搬入・搬出ヤードが無く、
またすぐ両横に民家が存在し、民家屋根にはソーラーパネルが設置してあった。
民家への配慮として吹付機械から発生する粉塵・騒音対策として以下の対策を行った。
粉塵対策としては吹付プラント全体をシートで覆い粉塵の飛散を防止した。
またシート内での作業員の粉塵対策として集塵機を設置した。
機械からの防音対策して吹付機のエヤー抜き排気音を抑えるために消音機を設置し、
周辺住民への騒音対策を行った。
ソーラーパネルへの養生は、透明のビニールをパネル表面に貼り付けることで
太陽光を妨げずに、発電量を落とすことなくパネルへの粉塵対策を実施した。
施工は人力による切り崩しを行い、法枠の鉄筋を組み立て吹付け後枠内の植生を行った。
工事期間中監督の任に当たられた関係各位にはご指導ご高配を賜り、
地元の方々にも協力を頂き無事に工事を完成することが出来た。
今回このような賞を頂き深く感謝すると共に、
今後さらなる技術力の向上を図り質の高い社会資本整備を行い、顧客満足度の向上に努めたい。
