第15回ジャパンインターナショナル
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平成25年8月21日(水)~23日(金)、東京ビッグサイトにて第15回ジャパンインターナショナルシーフードショー(主催:一般社団法人 大日本水産会)が開催された。本展示会には、日本全国から598社、海外19の国と地域から103社、合計701社の水産関連企業が参加し、当社は「水産養殖用ろ過材 クリスタルバイオ」を展示して来場者にPRした。
この展示会への参加は平成20年(第10回)、平成21年(第11回)以来、3回目の出展となった。以前参加した際は、淡水魚(主に錦鯉養殖や観賞魚飼育等)の納入実績が大半を占めていたため、海水魚を飼育した実績やデータなどを求められることが多かった。前回出展からの4年間で、海水魚の飼育実験データを取得し、それをもとにPR活動をしてきたことにより海水魚養殖などへの納入実績も増えてきた。ごく最近では、独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所に新設されたクロマグロ飼育研究施設(長崎県長崎市)の生物ろ過槽に採用された。(採用されたクリスタルバイオは、比重1.1以上で水に沈む「沈降タイプ」で、190m3を使用)
今回の出展では海水での使用事例を中心とした展示を行うことで、クリスタルバイオを水産関連企業の来場者に広くPRすることができた。また、展示会期間中には様々なセミナーが開催され、業界における最新の情報や研究、取組み、陸上養殖に関する事業モデルなどについて知ることができた。
今後、世界の人口が増えると共に、途上国を中心に水産物の消費量は増えていくと言われている。安全・安心な水産物を安定的に生産できる閉鎖循環式陸上養殖が普及していけば、クリスタルバイオが活躍するチャンスも増えていくだろう。
企画開発戦略本部 技術研究所 飯田拓史 記