斜面防災対策技術フォーラム'15にて
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「第18回斜面防災対策技術フォーラム'15」in高松が2015年10月6日に香川県高松市JRホテルクレメント高松にて開催された。当社からは、建設事業部 石原誠太郎が「老朽化した集水井の補修工事について」で発表した。
1.内容
昭和40~50年にかけて施工された、地すべり対策施設の集水井について、経年変化によるライナープレート及び昇降施設等の老朽化が進み健全度が低下しており補修が必要であったため、既設集水井のライナープレート(H=18m φ3,500mmからφ4,000mm)への外巻工法による補修工事を行った。
2.工夫した点
危険リスクの高い作業として、集水井内へのライナープレートの搬入時に落下が懸念されたので、搬入方法の検討を行った。ライナープレートは円弧積重ね状態であり、吊上げ時に不安定になることが多い。ライナープレートの集水孔を貫通させる吊金具を使用し吊荷の安定を図り、1リング分8枚のライナープレートの坑内荷降ろしを行えることにより、安全かつ効率的に行う事ができた。
以上の内容の発表を行い、「地すべり工事士」としての対策案からメンテナンス施工方法について約20分間に亘り、集水井の補修工事について発表をした。このような演題は当社のみで、座長が施工要領作成の参考にした旨の発言があった。
代表取締役社長 原 裕 記
講演集
発表の様子1
質疑応答の様子1
質疑応答の様子2
キーワード:
斜面防災対策技術協会,フォーラム,発表,集水井,ライナープレート,補修工事