第20回(主要都市)
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平成28年8月25日、福岡市のアクロス福岡にて、平成28年度(第20回)「ミラクルソル工法」技術講習会(主催:ミラクルソル協会、後援:(社)廃棄物資源循環学会)を開催し、地方自治体などの官庁や、地元の建設コンサルタント、建設業者、ミラクルソル協会会員等、約200名の方々に参加していただいた。ミラクルソル協会理事長の原裕(日本建設技術㈱社長)は、現在、地球温暖化が進むなか、今後環境に及ぼす様々な影響が危惧されている。建設業において、環境への負荷低減する工法の検討や評価の必要性がある。ミラクルソル工法が皆様の業務の一助となるよう期待していると挨拶された。
特別講演は、国土交通省 九州地方整備局 企画部 技術調整管理官 加治賢祐氏が「最近の公共事業の動向について」の演題で、4月の熊本地震の被災状況を写真で紹介し、九地整の活動や復旧計画などを説明した。建設業界は、少子化や高年齢就業者の大量離職の影響による将来の担い手の育成・確保と生産性の向上が課題である。このため、建設生産システムの改善を目指すi
-Constructionなど、最近の取組等を紹介された。
原理事長の講演は、「多目的環境材料ミラクルソルの環境負荷低減技術―環境土木から環境緑化工法―」と題し、ガラス廃材を再資源化した多目的環境材料ミラクルソルの環境土木・環境緑化への適用、FWG透保水性放送工法、グリーンペイブメント工法、FWG軽量盛土工法では災害復旧事例、また、屋上緑化やFWGウッドチップ工法について環境負荷低減建設技術を説明された。
次に、ミラクルソル協会顧問の荒木宏之氏(佐賀大学低平地沿岸海域研究センター長 教授)は、「ミラクルソルの魅力―水環境から異分野まで―」と題し、廃ガラスから作られるミラクルソルおよび、それから発展進化したゼオライト化ミラクルソルによる、水質浄化と資源回収について原理と実例を紹介。さらにハイブリット型へと変身を遂げた吸着材の仕組みと広範な適用性、環境改善から異分野への応用に果たすミラクルソルの役割について説明された。
企画情報推進本部 課長(ミラクルソル協会 副事務局長) 安田 功 記
建設通信新聞(2016.8.29)
九建日報(2016.8.29)
佐賀建設新聞(2016.8.30)
株式会社ニッケン 東京支店 支店長
ミラクルソル協会 事務局長 西村 勲
日本建設技術株式会社 社長
ミラクルソル協会理事長 原 裕
土交通省 九州地方整備局 企画部
技術調整管理官 加治賢祐氏
日本建設技術株式会社 社長
ミラクルソル協会理事長 原 裕
佐賀大学低平地沿岸海域研究センター長 教授
ミラクルソル協会顧問 荒木宏之氏