平成28年度第24回技術研修会 |
平成29年2月23日(木)に主催:ミラクルソル協会 共催:佐賀県ジオファイバー協会・佐賀県ニューレスプ協会・SWライナー工法協会、平成28年度第24回ミラクルソル協会による「環境と防災と維持管理」技術研修会が、唐津市高齢者ふれあい会館「りふれ」ホールで開催されました。官公庁の職員をはじめ、コンサルタント、建設業の技術者など約110名が出席された。
冒頭、日本建設技術㈱社長の原裕(ミラクルソル協会 理事長)は、「ここ数年、地震や豪雨などによる大きな災害が発生しているが、要因には地球温暖化が関係していると思う。これを防ぐには、CO2削減が必要だ。ミラクルソル工法による環境緑化工法やジオファイバー工法は環境負荷を低減する。また、維持管理としてニューレスプ工法は、既設モルタル吹付を補強し長寿命化をさせ、斜面の維持補修に効果を発揮させる工法である。下水道施設等の老朽化に伴う陥没事故などが起きているが、佐賀県の各市町も下水道の整備に予算を付けて、維持・補修に取り組んでいくようだ。」と挨拶をした。
当社原社長は、「多目的環境材料ミラクルソルの環境負荷低減技術 ―水環境と環境土木から環境緑化工法まで―」の演題でミラクルソルの特長やミラクルソルを使用した工法の説明を行なった。
日特建設㈱技術部 近藤次長は、「ジオファイバー工法・ニューレスプ工法:工法概要と設計施工の留意点」の演題で、環境にやさしい工法の特長・施工事例を紹介した。
当社原社長は、「地球温暖化と斜面防災とSHS永久アンカー工法」の演題で温暖化現象に起因し、太平洋側での海面温度の上昇が台風の進路にも大きく影響を与えることになっている。特に道路・河川・斜面防災等の更なる国土強靭化を進めて行く必要性が迫られる。そうした中で、地すべりを含む斜面防災工事で抑止工法として用いられているグラウンドアンカー工法が、多くの斜面で活用される。今回は、引張り型アンカーの定着部にステンレスを用いたSHS永久アンカー工法の構造から施工事例を説明した。
岡三リビック㈱鳥飼部長は、「管更生工法(SWライナー工法)について」の演題で高度成期に整備した管路が次々と耐用年数を迎えており、今後老朽化管が急増すると見込まれている。維持管理する上で、効率よく改築することが求められているが、開削工法による布設替えを行うことが難しい管路が多数存在する。そのため、道路を掘削することなく施工できる管更生工法は、時代のニーズに合った工法である。その施工方法や施工事例等を詳しく説明した。
企画情報推進本部 課長(ミラクルソル協会 副事務局長) 安田 功 記
九建日報(2017.2.27)
建設通信新聞(2017.2.27)
佐賀建設新聞(2017.2.28)
C-net通信さが(2017.3.1)
日本建設技術㈱ 原社長
日特建設㈱ 技術部 近藤次長
日本建設技術㈱ 田中専務
岡三リビック㈱ 鳥飼部長