FWG浅層改良工法
FWG浅層改良工法とは
独立間隙構造のミラクルソルと、生石灰または、セメントと混合することによって地盤を改良する工法です。
生石灰を用いた路床土改良材への適用事例
玄武岩の風化した粘性土を用いて、独立間隙構造のミラクルソルと生石灰を同時に混合し、路床土への適用性を設計CBR試験によって検討しました。
- ミラクルソルと生石灰を同時に混合することで、生石灰の水和反応による含水比の減少と、ミラクルソルの混合による粒度調整との相乗効果により土質を改良することができる。
- 生石灰を10%混合し、ミラクルソルの混合率が10%を超えると、その改良効果は顕著である。また、ミラクルソルの混合量が増加すると、軽量化を図ることも可能である。
セメントを用いた地盤改良材への適用性
- 基礎の地耐力を確保するための地盤改良試験を実施した。改良対象土は含水比が30%弱の砂礫を若干含む粘性土であり、この土にセメントとミラクルソルを同時に混合し改良効果を調べた。
- 目標強度は一軸圧縮強度で400~500kN/m2であり、セメントだけでは75kg/m3以上の添加量が必要であるが、ミラクルソルを同時に混合すればセメントの添加量は50kg/m3となる。
- セメントだけの混合よりも、セメントとミラクルソルを同時に混合した方が、ミラクルソルの粒度調整との相乗効果により、効果的に地盤改良ができる。
浅層改良工法の施工例
ミラクルソル75kg/m3とセメント50kg/m3を混合した施工例
- 施工後の平版載荷試験結果からも350kN/m2と良好な耐久力が得られ、効果的な改良が行われていることが確認できた。