FWG透保水性舗装工法®
商標:第4979792号
商標:第5088095号
平成15年10月 佐賀マーケティングプラザに選考
平成17年07月 佐賀トライアル発注制度採択工法
平成26年04月 平成25年度地盤工学会九州支部「技術賞」を受賞
ミラクルソルを用いた透・保水性舗装工法とは
路面温度の経時変化
※「アスファルト舗装における施工事例」での温度変化グラフ
透・保水性舗装の背景
夏期に都市中心部の気温が周辺地域に比べ高温になるヒートアイランド現象は、ビルやマンションなどの空調機器や自動車から出る排熱が増加することにより、舗装された地表面が高温になるのが原因と考えられています。そこで、都市部に大面積をもつ道路舗装部に、吸水性ミラクルソルによる保水機能を持たせることで、ヒートアイランド現象や温暖化現象を緩和する有効な対策工となることが考えられます。このような背景を基に、保水している水が気化熱を奪い、日昼の蓄熱量を低減することで、環境の面から廃ガラス材の再資源化によるミラクルソルを用いた透水性As舗装や透・保水性インターロッキングを利用した、高保水機能を持ったFWG透保水性舗装工法を提案いたします。
透・保水性舗装工法概要
- 粗粒状の吸水性ミラクルソルを路床に、10cm~30cm敷設し、表層部には透水性As舗装、または、透・保水性インターロッキングを用いることにより、雨水や打ち水を、ミラクルソルが保水し、水分の蒸発時に気化熱で路面および周辺地域の温度上昇を抑制する効果的な保水性舗装を構築します。
- ミラクルソルを用いた透・保水性舗装を都市部に構築することにより、保水性の高いミラクルソルが長期間にわたり温度抑制効果を持続させ、ヒートアイランド現象や温暖化現象を緩和させる機能を発揮します。
- 透・保水性舗装工法に用いるミラクルソルは、建設ガラス廃材・容器包装である空き瓶を再資源化した素材であるため、地球環境に配慮し、環境の保護・創出につながる工法です。
打ち水効果の模式図
実証試験結果
- 降雨3日後表面状況で、透・保水性インターロッキングとミラクルソルを組み合わせたケース3の表面が最も湿っている。
- 表面温度の結果において、ケース1とケース3の温度差が14:00で約8℃、17:00で約4℃生じている。
- 雨水や、打ち水によりミラクルソルが保水するので日中の温度上昇を抑制する効果がある。
- 保水層としてのミラクルソルの層厚が厚いほど温度抑制効果が発揮される。
※ミラクルソルを路盤材に用いることで、保水機能が高まり温度上昇を抑制するという効果が得られる。
歩道部における透・保水性舗装工法
(砂かミラクルソル2mmアンダーを用いる)
インターロッキングブロック
(ミラクルソル20%混合)
アスファルト舗装における施工事例
透水性アスファルト舗装の路盤に保水層を設けることで、打ち水効果による温度上昇を抑制する工法。透水性アスファルトの間隙をミラクルソル2mmアンダーで充填することで、毛管現象を発現させるとともに舗装部においても保水機能を付加する。
施工ケース一覧
透水性舗装
FWG透・保水性舗装
FWG透・保水性舗装
(ミラクルソルφ2mmアンダー)
(ミラクルソルφ10~50mm)
(ミラクルソルφ2mmアンダー)
(空隙率 15.3%)
(ミラクルソル2mmアンダーの敷均し)
(散水による水締め)